GODZILLA三部作
日本人なら誰もが知っている怪獣ゴジラ。
大ヒットしたシン・ゴジラの後に誰が新しいゴジラを手掛けるのか?となったとき
正直評判はよろしくないが、個人的な感想は
「シン・ゴジラのifストーリー」といったところか。
以下ネタバレあり
シン・ゴジラとは前提も全く違うのでどこがifなのかと思うが、
シン・ゴジラで人類が勝てなかったとしたら?を
虚淵氏が考えた結果がコレなのかなと。
ゴジラをはじめとする怪獣という超ド級のイレギュラーが出現し、
人類は地球を放棄することになる。
当てのない宇宙の旅を続け一旦は地球に戻るも、
そこは2万年進化し続けたゴジラが支配する星となっていた。
そんな極限すら生ぬるい状況に追いやられたら
そりゃあ登場人物も片っ端から狂うよなぁと。
復讐に狂い祈りに狂い戦いに狂い嫉妬に狂い、
そういった人間の生の感情をひたすら描いたのが
この三部作だったのだと思う。
個人的には地球脱出からより
小説で描かれたという怪獣出没から地球脱出までを
映像化してほしいと思った。
今までのようになんやかんやあって人類が怪獣に勝利するのではなく、
どうしようもないくらいまで戦った結果敗走する物語も観てみたいなと。
大変だったと思うが、どうせならそのくらい振り切ったモノを見せてほしかった。