ターミナル
トム・ハンクス主演の実話を基にしたコメディドラマ。
アメリカに来る途中、母国でクーデターが起こり
無国籍人となってしまった主人公の話し。
以下ネタバレあり
主人公の適応力が凄い。
いや頭が固い感じの人間なので柔軟とは言えないのだが、
ロクに英語も分からない状況から空港内で少しずつ稼ぐ手段を見つけ、
その実直な人柄から段々周囲に味方を作っていって
ついにはアメリカに来たとある目的まで達成してしまうとは。
主人公と周囲(一人を除く)の関係性が良くなっていく過程を
少しずつ無理のない感じで描いていっていて、
それが全然飽きずに見ていられた。
それもこれも主人公の人柄というか理念みたいなものが
人として正しいものだからこそだと思う。
彼自身に魅力があるから見ている側も引き込まれるし、
周囲の人たちも段々味方になっていったのかなと。
ちなみにこの映画、英語が分からないが
いつか海外にと思っている人が見ると序盤で死ぬ。
海外怖いってなるから注意が必要。
というよりこの主人公って頭いいですよね。
母国語と英語のパンフレットを見比べたり
ニュースの字幕を読み続けたりして、
後半からはほとんど問題なく英語を操っていた。
環境がそうせざるを得なかったとしても頭いい。
一応ロシア系に近いと描写されていたし
主人公の母語(オリジナルの言語だそうです)と英語が近かったのか?