殿、利息でござる!
あらすじをざっくりまとめると
お上のせいで負担が大きい宿場町が
お上に金を貸して利息で負担を
減らしたいという物語。
タイトルと相まってコメディっぽく思ったし
序盤はそうなんだけど、これはコメディというより
武器のない戦いの物語に思えた。
そもそもお上に金を貸すならそれなりの額でなければならず、
その額1000両(現在の額で約3億)。
当然ながらなかなか集まらず、加えて町の
人間関係やらが絡んでてんやわんやになる。
どうにか集めて話しが通ってもそこからまたやり込められて、
でもそれでもずっと街を救いたかったある家族の執念が
この途方もない計画をやり遂げる。
あの時の普通に見れば、どうしようもなくなるくらい大変な選択をした
あの人たちの嬉しそうな、解放されたような笑顔が切なく感じた。
結果としてお上に1000両貸し年1割の利息を貰うことで
町の暮らしは楽になる。
この利息はずっと続き、最終的に6000両もの金を生んだ。
ある人物が「富むか貧するかは利息を貰うか払うかだ」
みたいなことを言ってたのですが、
利息の怖さと強さをズバリ一言で表していると思った。
ちなみに最後の最後ので殿役としてフィギュアスケートの
羽生弓弦選手が特別出演していてビビりました。
仙台が舞台だから地元繋がりで出たのかな?