リング
この1週間ほど「水曜どうでしょう」が面白くて
ずっと見ていたが、そろそろ別のもと思い見たのがコレ。
以下ネタバレあり
もう20年も前の作品だとまず驚いた。
私もかなり前に一度見たことがあると思ったが、
そんなに前だったとはね。
改めて見て思ったのがホラー的な怖さより
死そのものへの怖さの方が強いなと。
主人公が呪いのビデオを見ちゃって
あと1週間で死ぬかもしれないから
どうにかしなければって内容なんだけど、
期限が迫るにつれて主人公が死の恐怖に
支配されていく様はまさに
「死そのものへの恐怖」だと思えた。
そしてもう一つの恐怖が人間のなりふり構わなさ。
自らの死を回避するためとはいえ
周りに無茶なお願いをしまくったり
寺の壁?を壊したり、最後には息子を助けるため
親を犠牲にしようとしたりと
そういった人間の怖さの方が目立った気がする
(親も死を回避する手はあるが)。
恐怖以外に目についたのは時代の描写。
20年前だからまだビデオや使い捨てカメラが現役だし、
どことなく80年代っぽさが残っているのが時代だなと思えた。
考えてみれば10年くらい前の文化って残るもので、
今から10年前を振り返ると大きく変わったのは
あとはあまり変わらないと思う。
そんなことに気づけたのもなんだか面白かった。