完全なる報復
強盗犯に妻と娘を殺された主人公が復讐する物語。
ただしその復讐のやり方と相手が特徴的。
以下ネタバレあり
復讐の相手は犯人だけじゃなく強盗犯の裁判に関わった人間すべて。
加えて法制度自体を復讐の対象としている。
というのも司法取引のせいで犯人のうち一人が死刑にならず、
しかもそいつは殺人の実行犯で主犯格。
なのになぜ死刑に出来なかったのかと主人公は怒り狂ったわけ。
事件から10年後に復讐が開始されるのだけど、
これがまあエグイったりゃありゃしない。
もちろん主犯が一番エグイ殺され方をしてるんだけど、
他の人もその突然さと「その人もか」って部分が大分エグイ。
この辺は主人公の用意周到さと事件に対する怒りの大きさがよく分かる。