最強のふたり
障害を負った大富豪と刑務所帰りの介護人という
普通なら接点のない二人が意気投合しちゃう話し。
ネットフリックスでは8/31(つまりこの記事を書いている今日)まで
配信のためラストチャンスで観たことになるが、
もっと早く見ておけばよかったと思うと同時に
間に合ってよかったと心から思った。
以下ネタバレあり
観ていて一番思ったのが「自然」だということ。
普通障碍者への対応って遠慮しちゃったり
割れ物を扱うようだったりと、普通の人たちのやり取りと比べて
不自然さが付きまとうものなんだけど、
この二人のやり取りを見てるとそれを感じない。
この辺りは介護人の方が雑な性格だったり
粗野だったりするからこそなんだけど、
大富豪の方もそんな彼の遠慮のなさが気に入ったのだと思う。
この自然なところは態度だけじゃなくて動作にも表れていて、
後半になるにつれ介護の仕方が凄く自然になる。
飛行機で手すりから落ちかけている手を
さっと戻すシーンなんかは印象的だったし、
この二人にとっての自然なんだと思わされる。
ラスト付近で二人が抱えている問題を解決しに行ってるのもいい。
大富豪は障碍者という自分が異性と付き合っていいのかという葛藤。
介護人の方は自身の複雑な家族環境。
詳しく描かれたわけではないけど、それでも
「あぁ、この二人はちゃんと解決できるのだな」
とさらっと見せてくれた部分は、作品の後味の良さに繋がったと思う。
というわけで個人的には大傑作で、本当に配信最終日に間に合ってよかった。
個人的にはネットフリックスで観た映画の中で№1。
何なら今度レンタルで借りて観てもいいといいと思った。